
英語教育
「英語教育」は、英語をはじめとして、言語(外国語)をどのようにしたら効率よく身につけていけるのかを考える分野です。これまで当然と思ってきた学習方法や教え方について、「そうかな?」という疑問を立てて考えていきます。その際に、学習者皆さんの経験や知識に加えて、言語習得・言語教育の知見を参照し、自ら仮説を立てて検証していきます。これまでの研究を振り返る文献研究、調査、観察、実験など様々な方法でデータを集めることが可能です。そして、そのデータを基に検証していくことになります。英語教員志望の人や何らかの形で語学教育に将来従事したいと思っている人は勿論のこと、みずからの語学学習を振り返りたい、もっと英語を身につけられるようになりたい、という人も大歓迎です。
英語教育関連の授業は2年生後期の「英語教育講義」から始まり、3年生では「英語教育演習」、4年生では「英語教育特殊研究」というゼミに入ります。英語教育分野を3名の教員(吉井、Lavin、武上)が担当していますが、それぞれのゼミの特徴(第二言語習得、応用言語学・コンピュータ支援言語教育、英語科教育)を活かしながら、共通して英語教育と学習に関する幅広いテーマに取り組んでいます。これまでのゼミの卒業生は、小学校、中学校、高等学校で英語を教えたり、一般企業や国内外の航空会社(搭乗員、地上勤務員)に就職したり、大学院に進んだりと様々です。
英語教育演習(3年)、英語教育特殊研究(4年)
第二言語習得や英語教授法に関する様々な文献を読み、英語教育の理論と技術を考察します。中学・高校の英語教員志望者はもちろんのこと、将来幼児や児童に英語を教えたい人、英会話学校・塾・企業などで英語教育に携わりたい人、英語の効果的な学習法に興味がある人を対象にしています。
大学院
現役の中学、高校の教員は、現在持っている技術を裏付けるもっと深い知識を得るために、長期履修制度を利用して、4年間を掛けて博士前期課程に入り、修士学位を取ることができます。授業は昼間、夜も開講していますので、仕事を辞めずに放課後に通うことができます。大学院に興味ある方は、論文指導教員(吉井、Lavin)に気軽にお尋ねください。
更に研究を深めたい方はまた博士後期課程に入り、博士学位を取得することも可能です。長期履修制度を利用すれば、6年間まで使うことができます。博士後期課程に興味のある方も、論文指導教員(吉井、Lavin)に気軽にお尋ねください。